蹄鉄の由来
ヨーロッパでは古来、蹄鉄は幸運のお守り、魔除けとして尊重されてきました。有名なのは、「蹄鉄のかかっている所には、悪魔は、一切近よらない」という言い伝えです。
イギリスの神父ダンスタン(後にカンタベリー大司教となる)のもとに悪魔は自分の蹄に蹄鉄をつけてもらいたくて、やってきました。ダンスタンは聖職に就く前、鍛冶屋を業としていたからです。
神父は悪魔の蹄を力一杯叩きつけ、こらしめたのち「もう二度と蹄鉄のかかっている場所に近よらない」と誓いをたてさせました。
こうして、蹄鉄の保有者は悪魔に狙われる心配がないという言い伝えが生まれたのです。
ヨーロッパの一部の教会では、このことから、蹄鉄を型どった置き物など常設しています。教会は、神様と誓いを立てる神聖な場所、汚れのない花嫁を悪魔から守るため、蹄鉄の型をした飾りを持つ習慣があるのです。 |